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I.S.U サーキット 2012年

レポート


5月19日(日)、河原子海岸北浜で河原子カップが開催され、今年度のISUサーフィンサーキットがスタートした。この日は終日、天候には恵まれたものの、波のサイズは膝から胸と小さく、風も南からの弱いオンショアがサイドから吹きつけていた。しかし大会は、各クラスとも定員を超えるばかりのエントリーがあり、会場は混み合い、盛況な雰囲気のなかで進行して行った。大会の終了は5時半を過ぎた。
  小さく乗りづらいウエーブコンディションのなか、大半の選手たちは悪戦苦闘していたが、それでも時折寄せてくるグッドウエーブを捉える選手もいた。良い波を捉えることと、そしてそれを確実にメークできるかが勝敗の決め手となっていた。まぁ、これは当たり前のことと言えるが。さてチャレンジクラスの決勝では、鹿野谷隆士が良い波を他の選手よりも数多く捉え、その波を他の選手よりもベターにメークしていた。観戦後の印象は、断トツの優勝だったように残った。2位には螺良俊輔が入った。ロングウーメンクラスの決勝では叶多和子が、勝敗を決する良い波を2本ロングライドして優勝を決めた。2位は金田三枝子。ロングメンクラスは、実力者の小野嘉夫、皆川次郎が序盤戦で敗れる波乱のなか、数少ない良い波を捉え、それを堅実にメークしていた松渕秀人が優勝した。接戦に破れ2位に甘んじてしまったのは阿蘇貴弘。最もエントリーが多くいつも混戦状態のオープンクラスは、予想した通りの見応えのある試合展開が続いた。決勝戦は長谷川元と鈴木啓士が良い波を捉え、互いに譲らずの展開ではあったが、僅差で長谷川が勝利した。鈴木が2位、桜井亮太が3位、小川 崇が4位となった。メインイベントのスペシャルクラスの決勝の頃になると、曇天の空の下、やや冷たい横風がビーチを吹き抜けて肌寒く感じられはしたものの、会場に詰めかけたギャラリーはおおいにヒートアップしていた。ファイナリストは、渡辺友輝、五来 潤、安部 互、太田友貴。終始攻めるサーフィンを展開する強気の渡辺、五来、太田に、ややひき気味で冷静な安部といった試合展開となった。渡辺と太田が良い波を捉え、大技を混じえ確実にメークし好スコアーを積み重ね先行する。その二人を追う五来も、良い波を捉え鋭くパワフルなリッピングで堅実にスコアーをメークする。安部はやや消極的にも見える。終始この展開のままヒートは終了した。結果が発表され優勝したのは太田、渡辺は2位となった。攻めるサーフィンに徹した五来が3位、やや消極的な印象を残した安部が4位と続いた。久々に優勝した太田にとっては達成感のある有意義な結果だったであろう。また2位の渡辺、3位の五来も久々のファイナルヒートを存分に楽しんだことだろう。
  盛況のなかでスケジュールもスムースに消化していったこの大会が終わった。例年、すべてが的確かつ俊敏に運営されるこの大会に関連するスタッフの方々には感謝の気持ちでいっぱいだ。もちろん参加した選手たちも同じ感謝の気持ちを抱いていることだろう。「ありがとうございました」と心から感謝したい。そして来年もまた、この会場で皆様とお会いしたい。

大会の模様は、WEBアルバムでご覧頂けます。  

スペシャルクラス・ファイナリスト
RANK NAME TEAM
第一位 太田 友貴 EPIC
第ニ位 渡辺友輝 ファンタジーアイランド
第三位 五来 潤 MST
第四位 安部互 TooFreedam
オープンクラス・ファイナリスト
RANK NAME TEAM
第一位 長谷川元 オーストリッチ
第ニ位 鈴木 啓士 SUNSURF
第三位 桜井亮太 UROOTA
第四位 小川崇 GLIDE
チャレンジクラス・ファイナリスト
RANK NAME TEAM
第一位 鹿野谷隆士 K2SURF
第ニ位 螺良俊輔 DEVICE
第三位 野澤恵 -
第四位 小瀧雄大 MST
ロング・メンクラス・ファイナリスト
RANK NAME TEAM
第一位 松渕秀人 プランジグサーフ
第ニ位 阿蘇貴弘 INDYSURF
第三位 小松崎大蔵 -
第四位 三浦 基 イエローサンズ
ロング・ウーメンクラス・ファイナリスト
RANK NAME TEAM
第一位 叶多和子 ノーススウェル
第ニ位 金田三枝子 SUNSURF
第三位 遠藤夕子 3℃
第四位 安藤直子 Sunshine Bro

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