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I.S.U サーキット 2012年

レポート


5月13日(日)、「河原子チャレンジ」が河原子海岸北浜で開催され、今年度のISUサーフィンサーキットがスタートした。快晴の空の下、セットでオーバーヘッドの波が押し寄せ、弱いオンショアの風の吹くコンディションの中、大会は進められた。大会終盤は、オンショアの風がやや強くなったものの、コンディションは終始安定し、波に恵まれた大会となった。
 ロングボードウーメンクラスは、波を捉えるのに各選手、四苦八苦の状態だったが、篠塚沙絵子がよい波を捉え優勝した。ロングボードメンクラスは、今年度からこのクラスに参戦した小野440に注目が集まったが、常連のファイナリスト皆川次郎がその小野を封じこめ勝利を手中にした。小野は2位となったが、このクラスに小野が参戦することは有意義で、茨城ロングボード界のレベルアップにつながるべく、好材料となりうるのは言うまでも無い。チャレンジクラスは、小野瀬曉が昨年度より、技術的にさらなる成長を遂げ、予選から決勝まで危なげなく戦い貫き勝利を掴み取った。2位の宮本竜訓、3位の山口孝典も善戦した。エントリーの最も多い激戦のオープンクラスでは、澤村康生がひとつ頭を抜け出したライディングで他を圧倒し優勝した。スピードのあるラインドライブから繰り出された小気味のよいリッピングやカットバックは他の選手に比べ強く印象に残った。このクラス前年度チャンピオンの林良澄竜は2位に甘んじてしまったが、次の大会は万全を期し優勝を目指して欲しい。3位となった田中正輝も将来性を感じさせるサーフィンで健闘し、ランキング上位に着けて、さい先のよいスタートを切り、今後が楽しみだ。スペシャルクラスでは、全日本チャンピオンの大江良太が、さすがに強さを発揮した。予選から決勝まで、持ち前のテクニックとパワーを持続しながら危なげなく勝ち進み、快勝と言ってよいだろう。2位には熟練したテクニックを随所に披露し、なおかつ安定度で群を抜いていた寺門剛が当然のごとく入った。3位には、ソリッドな波をテークオフをしていたビッグウエーブライダーの太田友貴が僅差で続いた。4位の井上コウヤだが、初の決勝進出で萎縮してしまったのか、準決勝までのスムースなラィデングが決勝では影をひそめてしまっていたことが悔やまれた。いずれにせよ、スペシャルクラスの決勝は、4名のレベルの高い戦いとなった。

ISUサーフィンサーキットが開幕し、今日初戦が終わった。今年度、予定されている大会数は、例年に比べ1つ多い5大会だ。残りは、まだ4大会ある。初戦で思わぬ失敗をしてしまったり、実力を出し切れなかった参加選手にも、まだまだ大きなチャンスが残されている。初戦において好結果を残した選手は勿論、それ以外のすべての選手にも勿論、好結果を残すことのできるチャンスは平等に残されている。最終戦が終わった時点まで、勝利の女神は誰に微笑むのか、今はまったく分からない。(写真・レポート 石毛正昭)

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スペシャルクラス・ファイナリスト
RANK NAME TEAM
第一位 大江良太 水木サーフ
第ニ位 寺門剛 水木サーフ
第三位 太田友貴 エピック
第四位 井上ユウヤ -
オープンクラス・ファイナリスト
RANK NAME TEAM
第一位 澤村康生 デバイス
第ニ位 林良澄竜 イエローサンズ
第三位 小関賢太 DEED
第四位 椎名諭 カッチャンブラザーズ
チャレンジクラス・ファイナリスト
RANK NAME TEAM
第一位 小野瀬暁 イエローサンズ
第ニ位 宮本竜訓 ブリス
第三位 山口孝典 TFサーフ
第四位 木村真樹 エピック
ロング・メンクラス・ファイナリスト
RANK NAME TEAM
第一位 皆川次郎 ウェーブダンス
第ニ位 小野440 サンサーフ
第三位 三浦基 サンサーフ
第四位 深谷順一 ダフニー
ロング・ウーメンクラス・ファイナリスト
RANK NAME TEAM
第一位 篠塚沙絵子 ホーム
第ニ位 鈴木絵美 水木サーフ
第三位 湯澤みさき 水木サーフ
第四位 大山里美 ウッディ
第五位 川名亮子 水木サーフ

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