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I.S.U サーキット 2012年

レポート


第9回 大洗カップ

第9回大洗カップが9月1日(土)、2日(日)の2日間に渡り大洗サンビーチで開催された。真夏を感じさせる強い陽射しが照りつけた初日の1日は、弱いオンショアの風が吹き、波のサイズは膝程度と極端に小さく、かろうじてライディング可能といった状況の中で大会は進められて行った。初日は終日、ブレークする波が極端に小さなうえショルダーも無く、選手たちにとってテークオフしてから、どのように対処するかとまどってしまうウエーブ・コンディションの中の戦いとなった。ファイナル・デイの2日の早朝は、昨日(1日)とは一転、曇り空で涼しく、オンショアの風ながら波は腰程度にサイズ・アップしていた。激しい降雨に見廻れて大会の進行を一時中断する時間帯もあったが、時間が経過して行くに従い、波は益々サイズ・アップして行き、決勝戦が行われた午後2時頃には、時折やって来るセットで頭程になった。不安定だった天候もようやく落ち着き、またオンショアの風も弱まって、朝に比べて申し分の無いベターなサーフ・コンディションとなって大会会場は大いに盛り上がった。

各クラスの決勝戦の先陣を切ったのは、この大会恒例のキッズチャレンジクラスだ。波をアウトサイドで待つ選手とインサイドで待つ選手の二手に分かれたが、アウトサイドで波を待ち、うねりからテークオフを繰り返した城内海樹が優勝した。このクラスの選手とっては、ビッグウエーブのヒートだったようだ。次に行われたロングウーメンクラスの決勝は、各選手共よい波を捉え、その波を的確にメークして見応えのあるヒートとなった。その中でも城内光がそのヒートのベストウエーブを捉え、それを見事にメークしてハイスコアーを叩き出した。キッズチャレンジクラスの城内海樹と共に、親子での嬉しい優勝となった。ロングメンクラスの決勝は大接戦となったが、サイズのある波に大きなローラーコースターを決めた阿蘇貴弘が優勝した。小野440は僅差で2位となったがスタイリッシュなライディングスタイルは印象深い。4位となった皆川次郎の準決勝で見せたハングテンも強く記憶に残った。チャレンジクラスの決勝は、福島の渡辺大介の縦へのアプローチが際立ち他者を圧倒し優勝した。2位にはヒート後半によい波を捉えた地元サンビーチの高校生、小野瀬曉が入った。3位は埼玉の山本拓実、4位は遠井将仁となった。混戦のオープンクラスで、頭ひとつ抜け出し優勝したのが、このクラスの昨年度年間チャンピオン、林良澄竜だった。以前に比べスピードを増した縦横への変化を見る限りでは、今シーズンの不振を払拭したようだ。2位の椎名論の角度のあるリッピングも目を引いたが僅差で優勝を逃した。3位となった田中正輝だが、予選で見せたスモールウエーブでのライディングには大いに潜在能力を予感させるが、予選から決勝まで安定した技術が求められる。4位はこのクラスでは実力者の小沼賢太だが、もう一つレベルアップして、来年はスペシャルクラスで戦って欲しい。この大会のメインイベントであるスペシャルクラスは、杉山洋の完勝と言ってよいだろう。角度の鋭いリップへのアプローチ、スピードに乗ったスムースな横へのムービングは改めて杉山の存在感を示した。杉山自身、3年振りに勝利の美酒に酔ったことだろう。2位は、えてしてビッグウエーブを得意とする太田友貴となったが、スモールウエーブを巧みに乗りこなした。このクラスでの太田の存在感は大きい。3位には、このクラスの顔、大江良太が入った。大会を通して安定感のあるスキルは実力のある証である。もう1人井坂聡志だが、決勝では太田、大江、杉山と言った猛者たちに圧倒されてしまったのか、本来の力を発揮できず精彩を欠き4位となってしまった。尚、トータルポイントで決定されるグランドチャンピオン争いは、最早佳境に入っている。残り1戦を残し寺門剛がトップに立ち、それを僅差の25ポイント差で大江良太が追っている。3番手に付ける太田友貴、そして4番手の大森海南人までグランドチャンピオンの座に着くチャンスはありそうだ。最終戦はエキサイトすること間違いないだろう。  茨城のサーフィン界では先人たちであるI.S.U役員、又大洗町の大会関係者によって運営された素晴らしい真夏の祭典、第9回大洗カップは、こうして幕を閉じた。選手たち、いやサーファーたちは感謝しなければならない。大会で戦えること、そして自由にサーフィンができることに。尚、今年度の最終戦(第5戦)は10月7日(日)、河原子海岸北浜で行われる日立市長杯。是非、参戦あるいは観戦してください。
(写真・レポート 石毛正昭)

順位表

スペシャルクラス・ファイナリスト
RANK NAME TEAM
第一位 杉山 洋 NEST
第ニ位 太田 友貴 EPIC
第三位 大江 良太 MST
第四位 井坂 聡志 フリーセッション
オープンクラス・ファイナリスト
RANK NAME TEAM
第一位 林 良澄竜 イエローサンズ
第ニ位 椎名 諭 K.BROS
第三位 田中 正輝 DEED
第四位 小沼 賢太 NEST
チャレンジクラス・ファイナリスト
RANK NAME TEAM
第一位 渡辺 大介 福島
第ニ位 小野瀬 暁 イエローサンズ
第三位 山本 拓実 埼玉
第四位 遠井 将仁 DEVICE
ロングメンクラス・ファイナリスト
RANK NAME TEAM
第一位 阿蘇 貴弘 INDYSURF
第ニ位 小野440 SUN SURF
第三位 渡辺 洋明 千葉
第四位 皆川 次郎 ウェーブダンス
ロングウーメンクラス・ファイナリスト
RANK NAME TEAM
第一位 城内 光 鹿島
第ニ位 篠塚沙絵子 HOME
第三位 上田 竜子 ウォーターカラーズ
第四位 丸山亜希子 ファンタジー
キッズチャレンジクラス・ファイナリスト
RANK NAME TEAM
第一位 城内 海樹 鹿島
第ニ位 澤地 棋平 宮城
第三位 小島 玄 BLISS
第四位 小林 大真 SUN SURF

スペシャルクラス

オープンクラス

チャレンジクラス

ロングメンクラス

ロングウーメンクラス

キッズチャレンジクラス


写真 石毛正昭